8月になりました。昨年の夏は「命に関わる暑さ」が続きましたが、今年の夏は昨年以上に暑く長い夏になるとの予報です。ここ数日も、日々過去最高気温を更新するような暑さが続くばかりでなく、突然のゲリラ豪雨に見舞われ、各地で土砂崩れや川の氾濫が起きるなど、今年も激しい気候に振り回されそうです。くれぐれも体調を崩さないようお気をつけください。
7月は、当社にもさまざまな出来事がありました。嬉しい事もあれば、厳しい事もあった1ヶ月でした。小さな会社とはいえ、経営していく中では様々な出来事が起きます。一喜一憂しない、と常々思ってはいながらも、嬉しいことがあれば祝杯を上げたくなりますし、厳しい現実を目の当たりにすれば思い切りヘコんでしまいます。
「皇天親無く惟徳を是輔く(こうてんしんなく、ただとくをこれたすく)」という書経の言葉があります。昨年評判になったテレビドラマ「VIVANT」で堺雅人演じる主人公乃木憂助の最後の台詞として有名になりましたので、耳にしたことがあるかもしれません。「天は特定の誰かを贔屓することなく、徳を積んだ人だけが天の恩恵を受けられるのだ」という意味です。「VIVANT」では、この台詞に(続編に繋がるような)含みを持たせているのではないか、と話題になりました。様々な解釈が出来ると思いますが、私は「全ての結果は自分の日頃の行い次第」と理解しています。
日々過ごしていく中で良いことも悪いことも起こります。そこに至るまでにも様々な出来事があり、ごく一部がその積み重ねの上に発現しているのではないかと思うのです。もちろん不慮の事故や病気など、自分では防ぎようのないことも多々ありますが、目指した成果を得るために、皆が幸福な時間を過ごすために、地道に費やしてきた努力はいずれ報われるのだ、と信じることが明日へのエネルギーになると、思いたいのです。
廣瀬