12月になりました。
11月はトランプ大統領の再選、斎藤兵庫県知事の再選など、個人的に驚くことが続きましたが、大谷選手の3度目のMVP受賞を聞いてホッとしました。昨年の右肘手術、春先の元通訳の野球賭博事件、最後は左肩の脱臼と、必ずしも順風満帆では無かったと思いますが、終わってみればワールドシリーズ優勝、MVP受賞等歴史に残る数々の偉業を成し遂げ、個人としてもチームとしても華々しい成果のあった1年だったと言えるでしょう。
当社も、今年1年を振り返ると様々な出来事がありました。「華々しい1年」とは行きませんでしたが、大きくブレることなく12月を迎えることができました。早いもので、年明けには3回目の決算を迎え、設立から4年目に入ります。競争の厳しいIT業界で、多少なりとも世の中のお役に立てる存在で居られるのは嬉しい限りです。設立時に描いた2年目、3年目の構想と比べると、足りない部分や軌道修正を余儀なくされた部分も多々ありますが、ここまで着実に成長を続けて来られました。
「浩然の気(こうぜんのき)」という言葉があります。「浩然」とは広く大きい台地に水がゆったりと流れる様。「浩然の気」とは、そうした大らかな壮大な気持ちのこと、転じて天地に恥じることのない行動をすることで、自然と生まれてくる強い精神のことを指しています。日々仕事をしていると、3年計画があっても足元の1年が気になりますし、年度計画があっても目の前の1ヶ月のことが心配になってしまいます。2024年も慌ただしい日々に追われ、頭では「浩然の気」の大切さを理解していてもアタフタと時間が過ぎて行った気がします。
改めて、日常から大らかな気持ちを保つことを忘れずにいたいと思います。1年を振返ると足りなかった部分ばかりが目立ちますが、それもまた、より良い1年を迎えるエネルギー、と信じつつ、今年も師走を迎えました。
廣瀬