~桃李成蹊~ 還暦オヤジの独り言

column

2025.03.01   ~桃李成蹊~ 還暦オヤジの独り言

3月を迎えて~「明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)」~大切なものは手元にある

3月になりました。2月決算の当社は2月末で第3期を終え、3月から第4期に入ります。開業からの3年間は会社の基盤を作ることに注力してきました。3年前は影も形も無かったコーラルテックは、皆さまのご支援のお蔭で小さいながらも自分の足で立っていられる会社になりました。今年度からは「成長フェーズ」と位置付け、コーラルテックが自分の足で確り歩いて行ける組織にして行きたいと考えています。「成長」といっても、求めるのは売上規模や人員数などの「規模」ではなく、「質」のレベルアップです。世の中では、AIやDXといった言葉が飛び交い、ITへの期待は高まるばかりですが、徒に新しい分野を追いかけても体力勝負になってしまうだけですので、当社は今のメンバー、今のサービスを中心により高い満足を得て頂ける「質」のレベルアップを目指して参ります。

ITの分野は次々と新しい技術、商品、サービスが開発されますので、IT会社もお客様も、どうしてもそうした最先端の動きに目を向けがちですが、最終的にお客様の仕事、商品、サービスなどの改善や革新に繋がらなければ意味がありません。そのためには、まずは現状をしっかり分析し、お客様の成長に繋がるようなご提案をすることが重要です。当社の経験・スキルが一番力を発揮するのは、ITの設計や開発そのものよりも、ITを有効に利活用するための地道な課題整理なのだと思っています。

「明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)」という言葉があります。どんなに探しても見つからなかった美しい玉は、実は自分の掌の中にあった、という意味です。転じて、困った時には答えや助けを外部に求めがちですが、一番頼りになり、信じなければいけないのは自分自身なのだ、という激励の言葉として使われています。当社に置き換えてみれば、お客様との信頼関係、社内のチームワーク、サポート頂いている協力会社との良好な関係等がこの3年間で築いてきた貴重な財産。これら「明珠」を大切に育て、新たな成長の芽を見出していく次のステップを踏み出していきたいと思うのです。

廣瀬

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