12月になりました。早いもので2025年も暮れようとしています。新年の本欄で「巳年らしく、脱皮する蛇のように環境適応し、成長したと実感できる年にしたい」と書きました。振り返って2025年はどうだったでしょうか。幸なことに複数の新規ご契約を頂き、当社のビジネスモデルが形になりつつある、と実感できた1年だったと思います。しかしながら「脱皮するほど成長できたか」という点ではまだまだ課題も多く、会社の基礎体力の足りなさを痛感した1年でもありました。
「光而不耀(ひかりてかがやかず)」という言葉(老子)があります。優れた人物は内面に光る知恵、経験、人格を持っていても、決してその光を外に向かって華々しく放つことはせず、淡々としているものだ、という意味です。私自身も、当社も、このようなスタイルを貫きたいと思っています。ベテラン中心の当社は、ひとりひとりが様々な「光」を持ったチームですが、だからといって殊更に外に向かって「輝き」をアピールするのではなく、むしろ泰然と構えて居られる会社でありたいと考えています。ビジネスでは、計画通りに進まず焦る時もありますが、弛まぬ努力で内面を地道に磨き続けていれば、安定感が醸成され、自ずと輝く光が相手にも伝わるものです。業務知識や経験に加え、自身の内面を磨く努力も継続していくことが大切だと思っています。
異業種交流会等の対外活動の場で、勢いのあるスタートアップ企業やチャレンジ意欲のある若い世代の方と接する機会も多々あります。そうした皆さんと会話していると、今は1の光をこれから10にも20にも輝かせよう、と大きな夢を持っている方々に多く出会います。このような若いエネルギーが停滞した社会の成長エンジンになっていることは間違いなく、キャリアの終盤に差し掛かっている私には、羨ましく感じます。一方で、当社はベテランメンバーが経験に根差した専門性高いプロフェッショナルサービスをご提供するビジネスモデルです。若いエネルギーとはまた違った安定感や安心感から醸し出される、当社ならではの価値を感じていただけば、と思うのです。
廣瀬
